...マズイ。 あ、いや、缶コーヒーではなくて。 昼休みがもうすぐ終わる。 校舎へ入ろうとした俺は、錆びたゴミ箱の中に空き缶を放り込み、本日のブレイクタイムを終えた。 100点満点中、40点くらいだろうか。 なにかスカッとしない部分があった。 五時限目は......なんだったか。 大好きな理科であるように祈りながら、静かに階段を上がった。