だが


この国に、この世界に


恋に関する掟など無い。










極端に言えば、架空の人物に恋してもいい。


死んだ人間に恋してもいい。




限度というものも存在するが...。












ならば俺は、このノートの中の人に恋をする。




実際の人がどんなに醜くても構わない。








俺は



ノートの中の人に




恋をするのだから。