ドアを開けると
不思議の国のアリスみたいな世界になっていたら…
その中なら私は異端な存在ではなくなるんじゃないかな?
お茶会で紅茶を勧められてみんなでなんでもない日を祝う。毎日ね。
そんなことを妄想?憧れ?
まぁいいや。
とにかく考えながら歩いてた。
「おはよ、唯!」
「あぁ…おはよ。」
でたよ。
純……。
私を裏切った…でもまぁ、あっちは楽しそうに暮らしてるみたい。
学校っていう
へんてこりんに世界で。
私だって…最初からこんなに冷めきってるわけじゃないよ。
ちょっと前までは
普通に明るい女子高生だった。