激痛が走る


...痛い...


「お前は今日から俺らの女だ。行くぞ!!」


「はい!!」


ヴンヴン...


遠くからまたバイクの音が聞こえる


仲間...?


あたし...もう隆弘さんに会えないの...?


「チッ...帰ってきやがったか」


隆弘さんが帰ってきた...?


「理紗!!...てめえら!!理紗を離せ!!」


「隆弘さんっ!!」


「てめぇ...おせぇよ...」


「弘毅、ごめんな。遅くなって...」


「とっとと...理紗ちゃん...助けろや...」


「言われなくても分かってる。てめえだけは許さねえからな...」


「ケッ。お前なんかに何が出来る」


...因縁の仲でしょうか...?


「俺はもう、昔の俺じゃねえんだ。...好きな奴を守るためなら死んでも守る!!」


隆弘さんを始め、いろんな人が突っ込んでくる


「隆弘さん...っ」


あたしは助け出され、ソファに座らせられる


「お前はここでじっとしてろ。...隆弘さんなら大丈夫だから」


達哉さんがボソッと呟いて、守ってくれた


...あたし...足手まとい...?


邪魔な存在なの...?