体育が終わったら、絶対に小山に・・・・

小山に謝るぞぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉぉぉおお!!!

「ッッッとう!!」

私は、心の中でガッツポーズをして、勢いをつけて、空に向け跳んだ・・・。


私の拳の反動に身をゆだめ、ズキャンと言う効果音をたてつつ舞い上がっていった・・・

のではなく、私が舞い上がらした、小山のように・・・





肌寒いくせにテカテカ輝いている太陽のせいで、一瞬目の前がまぶしくなった。


――ッッッザッッ!



「ワァァァァァァァァァァァァ!」





何だ?私は何してたんだったっけ?

何で砂場の上で尻もちついてるんだ??




私はゆっくり立ち上がった・・・。


仲原さんが、ゆっくりかけ寄って来た。

「小泉さん!すごいよぉ!!」
仲原さんが鼻から音が聞こえるように鼻を鳴らしながら、言ってきた。

「はぇ?・・・あ、ハイ・・・。」
いまいち状況が読めなかった。

私は、いまさっき走って飛んで・・・、



今、砂場の5メートルちょっと過ぎた所に、私は立っていた。


そこに、猿鳶先生がかけつけて来た・・・。