「俺もう生きる価値なしって 思って。」



”おち”は、つぶやいた




「どうにでもなれって、思ったんだけど・・



大地の声が、聞こえた気がしたんだ。





”好きでもないのに、おかしいだろっ”て。



それで、抵抗して逃げ回っている時に、本当に



大地の声がしたんだ。」




”おち”は、驚いた様に言った。



「大丈夫かって。」





俺は、"おち”を真正面に、見据えて大きな



声で言った。





「バカッ!!誰が、お前の事、生きる価値



なしって言ったんだよ!




どうしてっ!どうして、もっと”自分”を



大切にしてやらないんだよっ!!




お前は、大事な存在なんだ!




少なくても、俺にとっては、必要な存在なん



だっ!」





思わず俺は、叫んでいた。





「それじゃ、ダメか?



俺じゃ・・・ダメなのかよっ!!」





”おち”は、絶句した。