そんな中、唯一、心を開く事が出来たのは、



子供の頃にいた、年配の家政婦さんだった



そうだ。




小1の頃に来た”菊江ばぁちゃん”は、おち



によくこう言って聞かせた。




「人間はね、色んな時代や環境を、自分で、



選んで生まれ変わっているんですよ。




そして、多くの魂を磨く経験を積む事が、生



まれてきた意味。



嬉しい事も、悲しい事もね。




そんな人生の旅の中で、誰にでも必ず魂の



つながりの深い、縁のある人が現れるから



ね。希望を持って生きていくんですよ」