”褒められて、何で、機嫌悪くなるんだよ” 黙ったまま、返事をしない”おち”が、 不機嫌そうに見えた。 さてと、そろそろ7時近く。 お菓子だけでは、もたなくなった。 「腹もへったし、俺、帰るわ。 じや、ありがとう」 席を立った瞬間”おち”が、反射的に俺の腕 をつかんだ。