宿題と格闘し終えて、”おち”は、コーヒー を入れながら、意外そうに話した。 「ここに、誰かを呼ぶなんて、思いもしなか ったな。」 その声は、確かにこの状況を楽しんでいる みたいで明るかった。 なんだか、俺も、そんな”おち”を見て、嬉 しくなった。 何気なく、コーヒーを飲みながら、くるりと 周りを見渡すと・・ 見覚えのある物を見つけた。