”だめだ。ぜんぜん、授業にならない。” そんな、悪夢のような時間が、やっと終わっ た。 山崎が、言った。 「えーと。ボールを倉庫に、片づける手伝い をしてもらうのは、お・」 ”落合”という言葉を、さえぎって、 「はい!はーい!先生」 と俺は大きな声で手を挙げた。