俺は、一人腹を立てていた。


”俺には、関係ない。関係ない。”



と自分に言い聞かせながら。




せめてもの救いは、この学校の水泳授業には


山崎でなく、専任のコーチが来ることだった




もし、そうでなければ、俺は、神経がまいっ


て倒れているかもしれない。