俺の言葉を無視して、おちは、他人事の様


に飄々と続ける。




「それに、あの人。いやだっていう事しない

 し」



”当たり前だ。もし、おちが、他の先生に


チクッたら、一大事。



山崎は、即クビ確定だ”



「でも・・・最近は、外で会おうとか言われ


るけど・・


それは、ちょっと。まだ・・カンベン」




”まだ・・じゃないだろっっ!


 まだ・・じゃ!!!”



俺は、心の中で、つっこんだ。



「好きでもないのに、おかしいだろっ」




しかも、相手は、先生だし男だし。


どんな神経してるんだ。