「お前、いつから見てるんだよ」 


俺は、テレかくしに、ぶっきらぼうに言った



「15分・・位前からかなぁ」



あいつは、のんびりと言った。



”コイツ、俺が起きなかったら、ずっとただ


見てるつもりだったのか?



何かするつもりだったのか?”



”何か”



急に、昨日の光景がよみがえる。



ドキンと胸が鳴る。



ヤ、ヤバイ。



まともに顔が見られなくなった。


そして、俺の視線は、勝手に、うぶ毛もうすい


白い肌の上の形のいい口元に釘付けになっ


た。




そして、なんとも言えない沈黙の後・・・


”おち”が口を開いた。