夕食もそこそこに、母親に不思議がられなが ら、風呂に入った。 目に焼き付いたシーンが頭から離れず、 ドキドキしながら、はたっと気がついた。 別に俺がのぞいてたの、相手に知られた訳じ ゃないんだから、このまま何もなかったよう に知らん顔していよう。 そうだ!そうだ! 悪い夢でも見たことにしょうと心に決めた。 本当に、夢なのか現実なのかわからない位 ありえない出来事だった。