「ちょ…しーちゃん。女の子がそんな事言っちゃメッだよ?」 慌てた様子であたしのお尻の上にカーディガンを置く。 何がメッよ。あんたの方がよっぽどメッじゃない! 「…説教しにきたなら帰ってよ…。」 聞こえないくらい小さい声でボソッと呟いた。 「…また…王子様探し?」 「そー!あたしだけの王子様を探してんの!あーあっ早く迎えにきてくれないかな〜。」