「でも…そこがかわいい。」
ほんとにサラリとそんな事を言う。
そんな事でもいちいち反応する自分が憎い。
「名前なんて関係ない、姿形なんて似せなくていい。
志麻子は志麻子で…
俺の…俺だけのシンデレラなんだから。」
といいながら、上履きを一つあたしに渡す。
ナニ…コレ
「しーちゃんさっき、落としてた。」
まったく覚えがない上履きだったが下を向くと確かに片方履いていなかった。
さすがに気付かない自分に引く。
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