「いたぁ!。」

なんで頭を叩くのよぉ―!

「ちゃんと前向いて歩いてたの?…怖かったんでしょ、こんなに震えて」


え?
あたし震えてる?


カタカタと肩が震え、目からは少し涙がたまっていた。



「あの人…すごい悪い噂ばっかの人で…もしかしたらヤられてたかもなんだよ?。」


「う…うん。」


あたしにだってわかる。
だてに夢ばっか見て、漫画いっぱい読んできたわけじゃない。




「…折角人が悪い虫が着かないように廃除してたのに…。」



…ん?