戦い始め暫くたつと、イタチは5匹に減っていました。

『イタチさん、頑張って!』

紅も一応逃げようと一生懸命にやっているのですが、きつく縛られていたのでびくともしません。

そのうち、大きな風が紅の頭巾を吹き飛ばしました。

すると、先程まで叫んでいたのが静かになりました。

イタチと狼は突然静かになった紅が気になり、そちらを見るとそこには、頭から真っ赤なツノを生やした紅がいた。

イタチと狼は驚き黙り込みました。