さて、出発した紅はお金もないので一時間歩いて森に到着しました。

森の中に入って暫くすると、イタチが罠に掛かってしまっていました。

紅は優しい子だったので、すぐに罠を解いてあげました。

すると、イタチは
「ありがとう。助かりました。お嬢さんは何処に行くのですか?」
とききました。

『私はこの森に住んでいるおばあさんにパンを届けるの。』
紅は答えます。

「そうなんですか?では、私はこれにて。」

そうイタチは言うと、消えてしまいました。