「お前…さっきからきもいぞ?」
前の席の大輔が振り返る。
その声で我に返って、閉じたり開いたりしてた手を下した。
「大輔に言われたら終わりだな。」
「今は確実にお前の方がきもい!! にやにやして…ファンの子が見てるぞ?」
「にやにや?」
あわてて頬に手を当てると、熱くなった頬で真っ赤なんだと分かった。
確かに周りを見ると、女子が目を輝かせながら俺を見てる。
恥ずかしくなって、大輔を無視して机につっぷした。
今は3時間目。
さっき屋上で葵を抱きしめた感触が、手から離れない…。
重症だな。
こんなんで次会ったとき、冷静でいられるんだろうか。
ボロを出して『秘密』がバレたらおしまいだ…。
前の席の大輔が振り返る。
その声で我に返って、閉じたり開いたりしてた手を下した。
「大輔に言われたら終わりだな。」
「今は確実にお前の方がきもい!! にやにやして…ファンの子が見てるぞ?」
「にやにや?」
あわてて頬に手を当てると、熱くなった頬で真っ赤なんだと分かった。
確かに周りを見ると、女子が目を輝かせながら俺を見てる。
恥ずかしくなって、大輔を無視して机につっぷした。
今は3時間目。
さっき屋上で葵を抱きしめた感触が、手から離れない…。
重症だな。
こんなんで次会ったとき、冷静でいられるんだろうか。
ボロを出して『秘密』がバレたらおしまいだ…。