そんな中…

 「!何や…!」

突然そう叫んだイワン。
異変を察知したようだ。

 「?どうした?」

草むらを睨み、言葉を続ける。

 「何か…おるで…人間やない何かが…」

 「「!!」」

その言葉に緊張感が4人の周りを駆け巡る…
背中を伝う冷や汗…
これほど時間がたつのが長く感じた事はないだろう…

そして草むらから何かが現れる…

生唾を呑み込み、武器を構える4人…

そこに現れたのは…