それから、どれだけ時間が経った事だろう…



カリンは未だに目を開く事はなく、眠り続けていた…


そんなカリンを抱くルイは、カリンを見ながら、思うのだった…



(例え、記憶が消えていようと、俺達は、繋がってるよな……)



 『うん…』

 「!…」


一瞬、カリンの声が聞こえたような気がした…


だが、カリンはまだ眠っている…


 「気の、せいか…」



4人の周りを暖かな風が吹き渡る…



(カリン、これから新たな記憶を作っていこう…共に、生きよう…)



(記憶を失って、俺を受け入れてくれないかもしれない…でも、俺、頑張るから……カリン…)




ルイは、カリンの寝顔を見ながら、様々な決意をするのだった…