そんな様子を見ていたルイ達。
驚きの表情を隠せない様子だ。

 「で、カリンがどうしたんだ?」

そんなルイ達に話しかけるコナー。
コナーの問いで、現実へと導かれたように顔を上げた。

 「いや、何で、何でカリンがここに?」

まだ驚きを隠せない様子のルイ。何とか言葉を発するが、動揺しているのは見てわかる。

 「あぁ。カリンなら、そこの前にいたんだ。」

扉を指さすコナー。
カリンが扉の前で、眠っていたというのだ…

 「何で…」

マイは不意に言葉を漏らした。
すると、

 「それはこっちが聞きたいよ。」

マイの言葉を聞いて、クロウンがそう言ったのだった。