カリンの笑顔を見て、つられて笑顔になる3人。

 「カリン、びっくりしたんだよ。」

 「…ごめん、ごめん…」

マイはカリンを見つめ、安心したように言った。

 「ほんま、びっくりさせよって。」

イワンはカリンの頭をクシャッとなで、笑う。

そしてルイはそんな様子を優しく見守るのだった。


そんな中…

 『記憶…が?』

 『はい…無いようです…』

 『そんな…』

少し離れた所から、カンナと男2人の話す声が聞こえた。