町の中心と思われる場所にある、集会所のような建物。
その中にルイ達はいた。
カリンはベッドに横になり、眠っている。
そしてルイ達3人と男2人は、ソファーに座っていた。
「落ち着いたみただな…」
「良かった…」
男は眠っているカリンに目を向け、そう言う。
落ち着いた様子のカリンを見て、マイは安心したように胸をなでおろした。
「んで、あんたらカリンの事知っとんのか?」
2人の男に目を向けたイワンは、話を戻すように訊いた。
2人の男もカリンから目を離し、3人に目をやり、口を開く。
「あぁ、知ってるこそ。」
「何故、カリンの事を?」
その答えに問うルイ。真剣な面もちである。
そして男は話し出す。