長い髪を下ろした、幼い顔の女…
そう、カリンである。
女は男の見つめるカリンを見る。
「へぇー…」
少し口元が緩んだように見えた。
「後は少し手を加えるだけだよ。」
「それじゃあ、あたしが…」
男の言葉に、女はそう答え、動きをみせた。
が…
「いや、いい…」
男は女を止める。
「しかし…」
「リリンはよくやったよ。」
反抗しようとするリリンと呼ばれた女を見つめる男。
そして微笑んでそう言った。
「ありがとうございます♪リリン、嬉しいです♪しかし、後押しは誰が?」
そんな言葉を聞いて嬉しかったのか、リリンははしゃいでいた。
が、すぐに普通の顔に戻り、男に問う。
「…僕がやるよ。」
「!?」
何か行動を起こそうとしている2人の人物。
だが、ルイ達4人はまだ知るすべもなかった…