「イワン…来て…」
カリンは慌ててイワンの腕を掴む。
「…知らへん…」
「え…?」
そう言い、イワンはカリンの手を振りほどいた。
そして背を向ける。
「マイの事は、考えたくないねん。」
「イワ…ン…?」
イワンの言葉、行動に驚くカリン。
「やから、出てってくれ…」
それを気にせず、カリンの背中を押し、入り口まで連れていく。
「ちょっと…」
カリンは抵抗しようとしたが…
「出てってくれ…」
やはり女のカリンの力ではかなうはずもなく、外に出された。
そしてイワンは扉を閉ざした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…