城の中…

-…-

-?目を覚まされましたか?-

-…あなたは?-

目を覚ましたルイ。

-あのような所で倒れていらしたので…-
-そうか俺…-

思い出したように言うルイ。

-すまない。迷惑かけて…-

礼を言い、立ち去ろうとするルイ。
が、それを引き止めるサキ。

- あの…もしよければ、私の側で働く気はありませんか?-

-働く?-

-はい。-

-…それは…-

断ろうとしたルイ。だが…

-!何…だ…-

何か異変を感じたルイ。

-働いて下さいますね?-

サキの目は赤黒く輝き、ルイを睨んでいるのだ…

-…-

その目を見て、ルイは力無く座り込んだ。