3人がいなくなった部屋にて…

 「…」

サキはその場に立ち尽くしていた。
顔を伏せ、目を閉じている。

そこに何者かが現れた。
サキに声をかける。

 「…やりましたね。」

執事である。

その声に目を開いたが、振り向こうとはしない。
サキは、顔を伏せたまま言う。

 「…これで…いいんですね…?」

 「はい…」

その言葉に執事は答え、立ち去った。

サキは再び目を閉じた…