死期に向かう足取りを、進めたのは自分だし。
すっごい怖い。死にたくない。ずっと高城の傍にいて、高城に微笑んで貰ってキスとかして、愛とかささやき合っちゃって。
時々セックスして、時々絡まって。そんな毎日を過ごしたい。終わることなく過ごしたい。
だから絶対後悔しまくって未練タラタラで死ぬと思う。
だけどこれだけは知っていてね。
私は、高城といた、この甘美な毒の日々が、大好きでした。
スキでした。
誰よりも。
だから、高城のことを好き過ぎて死ねちゃう自分のこと、大嫌いだけど、大好き。そう思わせてくれたのは高城だから。
死ぬのは怖い。死にたくない。だけど、高城のせいで死んだ訳じゃない。
私が、高城を好きで、スキで、どーにかなって死んじゃうんだからね。それだけなの。
私は後悔してないの。高城との日々は本当にチョコレートのように甘くて美味しくて、ご褒美みたいで。
だから、お願いだから。
付き合ったことだけは、後悔しないで。
豊海は、高城が、大好きでした。
豊海より。