こんな苦しい思いしたくなかったよ。
こんなに苦しいなら……告白しなきゃよかった。


振られたら良かった。
それで諦めもついたのに。


なのに高城と一緒にいればいるほどふくれあがる好きの気持ちともっとの気持ち。

もしかしてこのまま一緒に入れるのかも知れないとか、もしかしたらこのまま高城も好きになってくれるのかも知れないとか。


このまま行けば、それこそ本当に恋人同士になって、学校で公認のカップルとかになっちゃって。

普通の恋人のように手を繋いで見つめ合って笑い合ってキャッキャうふふと走り回ったり……。


2人きりの家で見つめ合ってそのまま愛を確認し合うとか、さすがに知識がないからそこはベールに包まれているけど……そういうことができるのかなと思ってしまう。



そんな夢を希望を抱く度にどんどん怖くなるんだ。


今も充分すぎるくらい幸せなのはわかってる。

私の顔と体質からすればこんな状況奇跡だ。


だけど望んでしまうから。もっともっと傍にいたら、きっと絶対もっともっと幸せだ。


死にたくないよこんな状態で。

まだまだあるかもしれない幸せを感じることなく死んじゃうなんて怖くて仕方ない。

もったいなくて死ねない。

なのに否応なしに体調不良を訴える。