翌日,いよいよ計画がスタートした。ちゃんとできるか心配だったけど夕陽が励ましてくれた。

「朝陽,小川くん来たよ!」

まだ心の準備が出来てないのに...。本人登場というハプニングに朝陽は動揺していた。

「夕陽-。どうしよ-。」

「大丈夫だって!!ほら,明るく!」

呼吸を整えて朝陽は小川くんに挨拶した。

「お..小川くんっ!おはよっ...ごじゃいまし!」

小川くんとその周りにいる男子が笑った。

「朝陽ちゃん,言えてね-し!!」

朝陽は顔を真っ赤にして「ごめんっ」と笑った。
いつも挨拶してるのになんで意識すると上手く言えないのかな。
朝陽は逃げるようにして夕陽の元へ駆け込んだ。

「恥ずかしかった。」

夕陽は朝陽の気持ちを分かち合うように微笑んで「まだまだこれからだよ!頑張れ!」と言った。

「とりあえず1は大丈夫みたいだね♪けど今ので慣れたと思うから次,ボディタッチ頑張って!!!」