「朝陽...!!」
私を呼ぶ元気な声、振り返るとそこには友達の夕陽がいた。
朝陽と夕陽は幼稚園からの幼馴染で今までずっと一緒だった。
「夕陽ぃ!!どこ行ってたの-??」
「ごめんね。廊下で朝陽を見たから急いで追いかけたんだけど,キツくて...途中であきらめちゃったんだ-。」
「バカ!体大丈夫なの??もう、無理しないでね。」
夕陽は幼い頃から心臓が弱かった。年月が経つごとにだんだん症状が悪化していき,今では激しい運動を長時間続けると倒れてしまうこともたびたびあった。
「あ,箱がない!!」
「また-??下に落ちてるよ-」
「やばっ!!」
「ね-,何が入ってるのか見せてよ-」
「ダメ!絶対ダメ!」
夕陽のいつも持ち歩いている小さなピンクの箱。ずっと前から見せてとねだっても一度も見せてくれない。
「何で見せてくれないの-??」
「夕陽の『たからもの』だから!」
手のひらにのるサイズの小さな宝箱。
私を呼ぶ元気な声、振り返るとそこには友達の夕陽がいた。
朝陽と夕陽は幼稚園からの幼馴染で今までずっと一緒だった。
「夕陽ぃ!!どこ行ってたの-??」
「ごめんね。廊下で朝陽を見たから急いで追いかけたんだけど,キツくて...途中であきらめちゃったんだ-。」
「バカ!体大丈夫なの??もう、無理しないでね。」
夕陽は幼い頃から心臓が弱かった。年月が経つごとにだんだん症状が悪化していき,今では激しい運動を長時間続けると倒れてしまうこともたびたびあった。
「あ,箱がない!!」
「また-??下に落ちてるよ-」
「やばっ!!」
「ね-,何が入ってるのか見せてよ-」
「ダメ!絶対ダメ!」
夕陽のいつも持ち歩いている小さなピンクの箱。ずっと前から見せてとねだっても一度も見せてくれない。
「何で見せてくれないの-??」
「夕陽の『たからもの』だから!」
手のひらにのるサイズの小さな宝箱。