放課後の空は、あたしの心とは裏腹に、どこまでも澄んでいた。
痛いくらいに照りつける太陽すらも、優しく包んでしまう青空だった――。
でも、綺麗すぎて余計に虚しい気持ちになってしまう。
心細くて、心細くて……。
「……大地…くん…」
昨日から、もう何度呼んだのかも分からない大好きな人の名前を呼んだ。
別れたんだから、答えてくれるはずなんかないのにね…。
それでもあたしはどこかで期待してるんだ……。
また、『好き』って言って、笑いかけてくれるんじゃないかって……。
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