トイレから出ると
みんなが私を待ってた。
勿論 奏実もね。
「由愛 トイレ長いっ!!早く帰るよ!!」
って他の友達が
言ってきた。

私は必死で笑顔を
作った。
気付かれないように
自傷をしたことが
バレないように
次の瞬間 奏実は
私のトコまでやってきて
私を抱き締めた。
まるで自傷をした事
を知っているかのように

私は溢れ出しそうな涙を
こらえて
しばらく奏実に
抱き締められてた。