隆史くんは真剣な顔をしてあたしを見つめてきた。 ──ドキン わわっ。 どうしよう。 また胸がドキドキいってる。 だって、あんなに真剣な眼差しで見つめられたら。 「昨日、告白断ったって言っただろ?」 「うん」 でも、なんでその話? 不思議に思いながら隆史くんを見ると…… 「鈴木。俺、お前のことが好きだ」 隆史くんはあたしにそう言ってきた。