佐々木君と教室に向かう中
ふと思ったのが
女の子に人気絶大の
佐々木君と一緒に教室に
入れば目立つこと間違いなし。
むしろ、女の子達の痛い視線を
浴びるかもしない。
目立たない様に学校生活を
送りたい私は変に女の子達の
恨みはかいたくない。
やっぱり、佐々木君に
先に行ってもらおう
「あの、佐々木君?」
「ん?」
「私、ちょっと具合悪いので
保健室行ってきます。なので先に
行っていて下さい。」
「え?大丈夫?俺ついて行こうか?」
「あっいえ、大丈夫です」
「そっか、じゃあ先に行ってるね」
「はい、すいません」
心配してくれた佐々木君には
悪いけど、具合何か全然悪くない。