器具倉庫に行くと、1人の女子生徒が居た。


俺は何度も声を掛けたが、その女子生徒は顔を上げようとはしなかった。


もう一度声を掛けようとすると、女子生徒は顔を上げた。


‥‥‥‥っ!!


俺は、一瞬声が出なかった。


だって、その女子生徒は‥

「莉奈‥?」

莉奈だったから。