「机の片付け終わってから、もう一個頼まれた事があって‥」
「何頼まれたの?」
「先生が日直当番で見回りだったんだよ。それで女子トイレの戸締まりがいつもできないからって事で頼まれたんだ」
「え‥えー!それ、まじ?」
「嘘なんかつく訳ないじゃん!」
「そうだよね。それで?」
「で、一緒に見回りしたんだ」
「うん」
「でね、校舎の中真っ暗で怖かったんだよ。」
「莉奈、暗いところ苦手だもんね」
「うん。それでね怖くて動けないでいたら先生が手繋いでくれて」
「え!スゴっ!」
「で、女子トイレ見回りする時だけ手繋いでくれて、廊下歩く時はもう体がくっついてるのに、まだくっついてこようとしてね。顔も凄く近かったんだ。」
「なんか、2人共凄いね!羨ましいよ」
「ありがとう。それでね‥見回りも終わって帰ろうとしたんだよ」