ジリリリリリ――― 朝からバカデカい目覚ましの音がアタシの睡眠の邪魔をして今日も最悪の目覚めだ。 嗚呼…一度でいいから爽やかな気持ちの朝を迎えてみたい。 そう思いながらダルい身体を起こしてリビングへ向かった。 そこには昨日付でアタシのペットとなった陽気イケメンがキッチンで朝食を作っていた。 う〜ん、素敵。 朝からちゃんとした食事なんて何年ぶりだろう。 アタシは喜んだ方がいいのかも知れない。 食事も作れて掃除もしてくれるデキるペットを手に入れたんだから。