『卒業、おめでとう』
中学校の卒業式の日
君の全てが蘇る。
君がいて、俺がいた証を机に残し
俺は頬に伝う雨をぬぐいながら
君と学校をあとにする。
もうこれで終わるのか。
もう会えないのか。
後悔はない。
もう逢えない君の、
小さな
だけども
どんな重い荷物でも
支えられそうな
力強く頑丈な背中を
俺はただただ
思い出すしかなかった。
君と出会ってから
今日までの想い出が
走馬灯のように
俺の頭を駆け巡る。
君と初めて出会ったのは
中2のクラス編集の日。
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