『ちょ、おろして!!』

「いいよ?でも、足、痛いと思うけど?」

『っ~~~!!』

嗚呼、神様仏様。あたしはどうしたらよいでしょうか?!

『あ!』

「っるっせーな・・・・なんだよ」

『足!足、治った!問題なし!ほら!』

あたしは足をブンブンふってみせた。

「んな振んなくてもわかるよ。狂暴だな・・・」

『狂暴だけどなんか文句ある?』

「うん。ある。超ある」

あっそ。

めんどくさいからもういいや。











『あんさ、もうおろしてくれてもよくない?』

あたしはあのまんま、昇降口まで連れてこられた。

途中、生徒に見られて超恥ずかしかった・・・。

「いいよ」

よかったぁ・・・・

と思ったのもつかのま、いきなり手をはなされた。

『きゃ?!』

「おっと・・・大丈夫ですか?」

え・・・?

「わぁ・・・さすが晴輝様ですわねぇ・・・」

「ほんとうに。誰にでも優しいわぁ・・・」

あ、そいこと。