「あ?幼馴染だよ?」

え?

『あたしのほかに、幼馴染いたの?』

「あぁ、まぁな。でも、蜜柑のほうが一緒にいた歴は長い」

キュン。

だったらいいやぁ~。

『あ、そうだ。晴輝』

「ん?なに?」

『あたし、もうお弁当つくったり、屋上行ったりできない・・・だからさ、あれ、取り消してくれない?』

「却下」

『は?!』

「啓と一緒にくればいいじゃん」

あ、そっか。

『啓ちゃん、いい?』

「別にいいよ?」

『ありがとー♪啓ちゃん大好き♪』

「っ~~~~はぁ・・・お前はなぁ・・・はぁ・・・・」

????

「ほかの男に、そんなこと言っちゃダメだぞ?」

『うん?』

よくわかんないけど・・・いっか♪



~夜~

スー、スー・・・・

「はぁ・・・」

隣で寝ているのは俺の彼女。

ここで少し意地悪をしてみる。

鼻をつまんでみた。

『んぅ・・・・けーちゃ、くるちー・・・』

・・・・。

なんだこれ・・・すんげぇー可愛い・・・。

まぁ、昔っから可愛いんだけどな。

ほんっとに、蜜柑はモテてモテて大変だった。

毎日告白の嵐。先輩から後輩まで、すごかった。たまに、公園で遊んでると、幼稚園生にまで告白されてたな。

俺の理性はどこまでもつかな・・・・