『啓ちゃん、はなじで~~~』

すると、いきなりはなされた。

『痛・・・・・く、ない?』

・・・。

なにこの状況・・・

あたし、啓ちゃんに、だ、抱きしめられてる?!

『ちょ、啓ちゃ・・・』

「黙って、ちょっと黙って・・・」

キュン・・・

「あのさ、蜜柑は、俺のことどう思ってる?」

言っちゃっていいの?

言ったら、あたし達の関係は壊れない?

どうしよう!?

でも、言いたい・・・・



『好き・・・・幼馴染としてじゃなく、男の子として好き・・・・』



言っちゃったぁ・・・・

『啓、ちゃん?』

「ありがとう・・・・俺も、蜜柑のこと好き・・・・女の子として好き」

ポロポロポロポロ・・・

「は?!なんで泣く?!」

『嬉、しいのぉ~。両想いが、嬉しい~~~~ぃ!』

「あー、わかったから泣くな!よしよし」

『ふぇ~~~~ん』

「ちょ、蜜柑?!//////」

あたしは、無意識に啓ちゃんに抱きついていた。

「啓ー。風呂あがったぞー」

ガチャ。

「わっ?!スミマセン!!」

バタン!!

・・・・。

・・・・?

・・・・?!