学校に着くやいなや、5年生教室は大盛り上がり。
都築彩音のあだ名決めが始まった。
「あやちゃん…がいいと思う!」
「でもあやちゃんっているじゃん。」
「女の子にちゃん付けた方がいいと思うんだけど。」
「でもあやちゃんも女の子みたいだよー!」
おいおい。
女の子みたいだけど男の子です。ツッコミを入れたかったが次々と出る意見に押されて静かにすることにした。
できることなら「あやちゃん」は譲りたい。女の子みたいで嫌だ。
そう思っていたとき、
「あ、あの!」
と都築彩音が声をあげた。
「わたし、あやちゃんの方がいい…。遥斗くんはハルくんじゃダメかな?」
突然の彼女の意見に周りはビックリしていたが、1人が「賛成」と言うと全員が声をあげて賛成になった。
やった!
あやちゃん卒業だ!
誰にも見えないように僕は小さくガッツポーズをした。
都築彩音のあだ名決めが始まった。
「あやちゃん…がいいと思う!」
「でもあやちゃんっているじゃん。」
「女の子にちゃん付けた方がいいと思うんだけど。」
「でもあやちゃんも女の子みたいだよー!」
おいおい。
女の子みたいだけど男の子です。ツッコミを入れたかったが次々と出る意見に押されて静かにすることにした。
できることなら「あやちゃん」は譲りたい。女の子みたいで嫌だ。
そう思っていたとき、
「あ、あの!」
と都築彩音が声をあげた。
「わたし、あやちゃんの方がいい…。遥斗くんはハルくんじゃダメかな?」
突然の彼女の意見に周りはビックリしていたが、1人が「賛成」と言うと全員が声をあげて賛成になった。
やった!
あやちゃん卒業だ!
誰にも見えないように僕は小さくガッツポーズをした。