「よろしくの握手。」


彼女はふわっと笑って手を差しのべてきた。


「あ、うん。よろしく。」




僕も手を差しだして、一応握手。


指長くて綺麗…。


そして近付いたときに、安心するようなほのかに甘い香りがした。


胸が高鳴る。


…東京の子はやっぱり違うな。

心の中でそう呟いた。