その日の夜。






「えーっ!美咲とキス!?」



「こ、声でかいって!!しかもほっぺだから!!」





僕は今日のことを姉ちゃんに相談してた。



「で?付き合ってるの?」

どうやらそこが気になるらしい。中学生の姉ちゃんからすると付き合うかどうかはかなり重要だとか。





「…よくわからないけど、わかったって言ったから付き合ってるのかな?」


「何よ、それー!あんた美咲のこと好きなの?」



「ん〜わからない。」


「…まだまだガキだもんね。恋愛とかわからないか。」


「うっせぇ。そっちだって中学生のくせに。」






いいんだろうか。
僕はまだ小学5年生だけど、友達としてミサちゃんは嫌いじゃないし、仲悪くなるのは嫌だし…だから「わかった」って言った。


…本当にいいんだろうか。