「…どうしたの?」


後ろから声をかけると


「わあぁぁっ!」


っと肩をビクッと震わせて叫ぶあやちゃん。







……うるさい。



「い…。」

あやちゃんは「い」と言ったきり固まってしまった。














僕は不思議になり、あたりを見回した。




ワン!ウゥー…ワンワン!




「あ、小太郎!」


ものすごい警戒している小太郎がいた。


小太郎とは佐々木さんちの柴犬。僕の友達。



僕が近付くと小太郎はガラッと態度が変わり、しっぽを振って喜びを表現してくれた。