きっと知らない人が見れば

何をやっているんだと思うだろう


でも君が倒れて

病院に運ばれても

誰も来ないから


僕がついてあげる


ドクターは君の病気のこと

難しい名前で言っていたけれど


理解できたのは

いつ目が覚めるか分からない

ということだけ



警察も来て

いろいろ調べたみたいだけれど


君のことは何も分からないらしい



もちろん聞かれたよ


僕と君との関係


友人だといっておいた

けれど住んでいる場所は知らない


名前を聞かれたときは

どうしようかなと迷った


知らないというと

友達でないことがわかってしまうので

沙雪、、、、白川沙雪といっておいた。



君の中に真っ白なイメージがあった

しかも 淡く解けていく雪のような


さわると消えてしまいそうな雪の結晶


ごめんね


勝手に名前なんかつけて


でも

それで君は一人ぼっちじゃなくなった


もちろん 僕もだけど