「変な意味なしで、デーと行こっ!」 「デートって、変な意味だよ。」 「えぇー?何の事ー?」 青い空が有里の背景。 蒸し暑さを感じるような蝉の声がしてた。 私は有里の傍に居られればそれでいい。 だから、別に変な事がしたいわけじゃない。 今も昔も、変わらない。 大事に出来れば、それでいい。 …それはきっと、有里も同じ。